PR

「ホウレンソウ」より重要?IT現場で必須の「質問力・調査力」の高め方

IT業務
記事内に広告が含まれています。

今回はIT業界の現場、実務において必要となる「質問力」「調査力」について書いていこうと思います。

仕事において「ホウレンソウ(報連相)は必要だ!」と言われることが多いと思いますが、それと同等以上に重要とはどういうことなのか。本記事を参考にしてみてください。

この記事で分かること

  • 「質問力」「調査力」が何を指すのか
  • なぜホウレンソウと同等以上に重要なのか
  • 今日から使える「質問の3ステップ」
  • 調査を速くする具体的なテクニック

ホウレンソウと同等以上に重要なワケ

IT現場での仕事

ITの現場で行う仕事は、おそらく皆さんがイメージしている通り「プログラミング」が多いです。そのほかにも「設計」や「試験」など様々な業務があります。今回はその中でも、「設計」と「プログラミング」の場面で、なぜ質問力・調査力が必要になるのかを解説していきます。

質問力とは「YES/NOで答えられる形にする力」

まずは質問力から。これはそのまま、上司や顧客に対して質問を行う力です。

「質問する力って何? 『教えてください』と聞きに行くだけでしょ?」と思われたでしょうか。実は、それは単に質問をしているだけで、残念ながら質問力があるとは言えません。

質問力とは、効率よく、的確に、自分の知りたい内容を確認する力です。

仕事とは、決められた時間内に与えられた作業を完遂することがゴールです。自分はもちろん、上司や顧客も、内容は違えど同じように時間の制約の中で動いています。つまり基本的には全員、時間がないのです。

そんな中で「これはどう記載すればよろしいですか?」という丸投げの質問が来ると、回答をゼロから考えなければならず、対応が億劫になります。質問者がどこまで理解しているかも分からないため、必要以上に説明してしまい、お互いの時間を浪費します。

受ける側としては、「ここはこういう記載で問題ないでしょうか?」とYES/NOで答えられる質問をしてほしいのです。そのためには、分からないなりに自分で調べ、ある程度の推察(仮説)を持って質問することが重要になります。

就活での「伝え方」にも通じます

この「丸投げにせず、YES/NOで答えられる形にする」という考え方は、就活の面接での伝え方にもそのまま当てはまります。仕事の伝え方全般については結論ファーストの記事で詳しく解説しているので、あわせてどうぞ。本記事では「実務での質問・調査」に絞ってお話しします。

調査力とは「欲しい情報を短時間で見つける力」

仮説を持って質問するには、その前に「分からないなりに自分で調べる」ことが必要ですよね。これが調査力です。

調査とは、単にインターネットで調べることだけではありません。過去の社内資料や仕様書から情報を見つけてくることも含まれます。ネットの情報は膨大ですし、資料も1つの案件だけで大量にあります。闇雲に探していては、時間がいくらあっても足りません。

成果物の作成には時間がかかるため、調査にかけられる時間もたっぷりあるわけではありません。欲しい情報を短い時間で見つける力は、ITの現場で非常に重要です。実際、私自身が後輩を教育していても、1つのWebページや仕様書から必要な情報を見つけ出す速さだけで、仕事の速い人と遅い人の差が明確に出ると感じています。

調査を速くする具体的なテクニック

「短時間で見つけろ」と言われても難しいので、今日から使える具体策を挙げます。

テクニック内容
ページ内検索(Ctrl+F)長い仕様書やWebページは、上から読まずキーワードで一発検索。エラーコードや関数名で探すと速い
一次情報にあたる個人ブログより、公式ドキュメントや公式リファレンスを優先。情報の正確さと更新の速さが違う
エラーメッセージで検索エラーは、推測で調べず全文をそのまま検索する。同じ現象の解決例が見つかりやすい
社内資料の置き場所を把握過去案件のフォルダ構成を最初に押さえておく。「どこにあるか」を知っているだけで調査は速くなる

特にページ内検索は、意外と使っていない人が多いです。これを習慣にするだけで、資料を読む速度が大きく変わります。

調べる速さは、地味ですが本当に差が出ます。同じ資料を渡しても、必要な箇所に数秒でたどり着く人と、5分探しても見つからない人がいます。これは才能ではなく、探し方を知っているかどうかの差です。

AI時代でも調査力が必要なワケ

最近はChatGPTやGeminiで簡単に調べられるようになりました。しかし、ITの現場で必要な実務情報はニッチなものが多く、AIが誤った情報を提示することも少なくありません。

初回の検索はAIに任せて問題ありません。ただし、それが本当に正確かを裏付ける(一次情報を確認する)ためにも、最終的にはやはり自身の調査力が必要になります。AIは出発点、裏取りは自分、という使い分けが大切です。

ホウレンソウと比較して

では、質問力・調査力はなぜホウレンソウよりも重要(同等以上)なのでしょうか。

ホウレンソウ、特に「報告」を行う場面は、何かしらの問題やエラーが発生したときであることが多いです。ここで考えてみてください。

報告の前に必要なこと必要な力
「動きません!」だけでは上司も指示できない。まず自分で原因を調べる調査力
原因が他の人のプログラムとの兼ね合いなら、その担当者に的確に確認する質問力

このように、質の高い報告を行うための前提として、必ず調査や質問というアクションが発生します。だからこそ、ホウレンソウを形骸化させず的確に機能させるためにも、調査力・質問力がそれ以上に重要になるのです。

なお、報告そのものの進め方については、こちらの記事で解説しています。

現役面接官が教える「質問力」の高め方

では、実務未経験の方がこのスキルをどう高め、面接や実務で活かせばいいのか。今日からできる「質問の型」を伝授します。

上司や先輩に質問するときは、必ず次の3ステップのセットで持っていくよう意識してください。

STEP1 前提(何をしようとして、どうなったか)
「現在、〇〇の画面表示機能を実装しているのですが、ボタンを押してもエラーが出て動かない状態です」

STEP2 調べたこと(どこまで原因を追究したか)
「エラーコードを調べたところ、データの型が一致していない可能性が高いと分かり、仕様書の〇ページと過去の類似ソースコードを確認しました」

STEP3 自分の仮説(どうすれば解決すると思うか)
「私はAという記述に変えるべきだと考えているのですが、この方針で問題ないでしょうか。あるいはBの可能性もありますか?」

この「前提・調べたこと・仮説」を揃えて質問する訓練を、普段の学習から行ってみてください。これだけで相手はYES/NO、あるいは最小限の軌道修正だけで回答できるため、あなたの評価は「仕事が圧倒的にしやすい人材」へと跳ね上がります。

就活の面接でも、「普段の勉強でこの3ステップを意識して質問・調査しています」と答えるだけで、実務での自走力を自然にアピールできますよ。

まとめ

今回は、IT現場で必須となる質問力・調査力の重要性と、その高め方について解説しました。

  • 質問力:仮説を持って、YES/NOで答えられる形で聞く力
  • 調査力:欲しい情報を短時間で見つける力(ページ内検索・一次情報の確認)
  • 質の高いホウレンソウは、この2つが前提になる

IT業界では、ただ指示を待つのではなく、自ら調べて論理的に周囲を巻き込んでいくスキルが強く求められます。就職活動でも、この「自分で調べて、型に沿って的確に質問できる姿勢」を伝えることは、他の求職者に差をつける武器になります。ぜひ今日からの学習や準備に取り入れてみてくださいね。

皆さんの参考になれば幸いです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
IT業務
シェアする
としあきをフォローする
タイトルとURLをコピーしました