今回は採用担当に響く志望動機はどうやって作り上げていくのかということについて書いていこうと思います。筆者が推奨する手順としては以下の通りです。
- 会社選びの軸を考える
- 志望企業の業務内容を見る
- その他の情報を見る
- 自分の軸と企業の情報を照らし合わせる
志望動機編②としては1.会社選びの軸を考えるについてお伝えします。
1.会社選びの軸を考える
「自己分析」と言われることも多いかもしれませんが、まずは自分がどういった企業に入りたいと思うかを考えてみましょう。
そもそも何故IT企業に入りたいのでしょうか。
出身学部が情報系の方であれば特に理由は必要ないかと思いますが、それ以外特に文系の方は明確な理由を用意しておきましょう。
”大学で情報系の講義を履修した時に面白かったから。”
”手に職を付けたいから。今後も成長していくと思う業界だから”。
という理由を話してくれる方が多いですが、これだけだと進学した学部と関係ない業界に進むのは何故なんだろうという疑問が晴れません。
大学進学時の学部選びの理由と、そこからの変化を明確にお話ししてもらった方が印象が良いです。
個人的には”学部は適当に選んで今は後悔してます。”とかだったとしても、それはそれで正直かつ企業選びはしっかりしているんだなと感じるのでOKだと思ってます。
IT企業に入りたい理由(軸)はできたので、次は企業選びの軸を考えましょう。
「社員同士の仲がいい企業」とかは割とポピュラーな考えだと思いますが、その理由について”仲がいいと分からない部分をしっかりと教えてもらえそう”という方が結構います。受け身の姿勢が前面に出ていて印象が良くありません。この軸で探していこうとするのであれば、「社内イベントにいっぱい参加したい」とか「自分の意見を反映させていきやすそう」とか、能動的な理由を話せると良いかと思います。
| 軸 | 内容 |
|---|---|
| 業務形態 | ・請負がいい(自社内でチームを組み、会社の技術や製品を向上させていきたい) ・派遣がいい(様々な企業や現場に赴き、幅広い業務を経験したい) |
| 業務内容 | ・社会インフラ系 ・医療系 ・ウェブサイト ・アプリ開発 など |
| 待遇 | ・年間休日〇〇日以上 ・給料〇〇万以上 など |
| その他 | ・独自の研修制度がある ・資格取得支援が積極的 など |
上記はほんの一例ですが、「どんな企業で働きたいか」をできる限り正確にイメージして、その理由を考えてみましょう。
特にIT企業に関しては、この「請負(受託開発)」と「派遣(客先常駐/SES)」のどちらの働き方が自分に合っているかを明確にしておくと、入社後のミスマッチがなくなります。
面接をしていても、ここを自ら掘り下げて話せる求職者の方は「お、業界の構造をよく調べて考えているな」と一目置かれます。非常にオススメの切り口です。
【現役面接官が教える】「請負・派遣」を軸にした未経験者のOK回答例
では、実務未経験の方がこの「業務形態」をどう志望動機に繋げれば面接官に響くのか、具体的なセリフの例を紹介します。
💡「請負(自社開発・受託)」の企業を目指す場合の例
「私は、ひとつの会社で腰を据えて、チームでナレッジ(技術やノウハウ)を蓄積しながら自社のサービスや製品のクオリティを高めていきたいと考え、御社のような『請負開発』をメインとされている環境を志望しました。チーム内で業務マニュアルを改善し続け組織全体の成果を底上げすること、自社内で技術力を磨きお客様に提供していく姿勢に強く共感しています。」
💡「派遣(客先常駐・SES)」の企業を目指す場合の例
「私は未経験から早く一人前のエンジニアに成長するために、若いうちから多様な業界のシステムや、様々な現場の異なる技術に触れたいと考えています。御社のように幅広いクライアントへの『派遣常駐・SES業務』を展開されている環境であれば、短期間で多くの経験を積み、自分の適性を見極めながらマルチに活躍できる技術者を目指せると確信し、志望いたしました。」
このように、その企業が「どういうビジネスモデルで動いているか」を理解した上で、そこに自分の『軸』をパズルのように噛み合わせるのが、面接官を納得させる志望動機の第一歩です。
次回は 2.志望企業の業務内容を見る についてお伝えします。企業のホームページのどこに注目すればいいのかを詳しく解説していきますね!

