IT企業面接時の質問対策 -志望動機④-

この記事の内容

今回は採用担当に響く志望動機はどうやって作り上げていくのかということについて書いていこうと思います。筆者が推奨する手順としては以下の通りです。

  1. 会社選びの軸を考える
  2. 志望企業の業務内容を見る
  3. その他の情報を見る
  4. 自分の軸と企業の情報を照らし合わせる

志望動機編②としては4.自分の軸と企業の情報を照らし合わせるについてお伝えします。

4.自分の軸と企業の情報を照らし合わせる

企業情報の中で必要なものを確認したら、ここまでで考えた自分の企業選びの軸と照らし合わせて志望動機を作り上げていきましょう。

  • 請負がいい
  • 企業向けのソフトウェアを開発したい
  • 中小企業がいい
  • 文系学部所属

仮に上記のような軸があったという条件で、志望動機を考えてみましょう。

大学受験当時は真剣にこの道に進みたいという目標がなく、様々な分野に触れることのできる学部で自分の道を見つけていきたいという思いで経済学部を選択しました。
情報系の選択科目を受けた際に「こんなにも楽しい分野があるのか、これを仕事にしたい」と思い、そこからIT業界に就職するということを決めました。

私は設計から自身で行い顧客の要望に柔軟に対応できるような仕事をしたいと思っています。また、自身が会社の1つの部品となってしまうような大企業ではなく、個人を前面に出せるような中小企業が良いと感じています。
御社はパッケージ開発ではなく、顧客ごとに毎回違うソフトウェア開発を要件定義から請負で行っておられます。そこに加え〇〇の分野において大企業にも劣らない高い技術力を持っており、私もその技術力を活かして前線で活躍したいと思いました。
これらのことから、自身の企業選びの軸とも合っており業務内容も非常に魅力的だと感じたため、御社を志望させていただきました。

筆者が考えるとこのような形になるでしょうか。個人的には業務内容にフォーカスしてくれていた方がよく考えて企業選びをしているんだなと感じるので、こういった内容の志望動機はグッときます。
あくまで面接内で伝える内容になっていので、履歴書等に記載する場合はもう少し短い文章にする必要はあると思います。
前半部分はIT業界を志望している理由になるので、自己紹介の部分で伝えてしまっても良いかもしれませんね。
「志望動機ってこんなに長くないといけないの?」と思われる方もいるかもしれませんが、特に新卒採用だと志望動機を重視する面接官は多いと思います。

まとめ

全4回に渡って志望動機の作り方についてお話させてもらいました。
就職活動では数多の企業を受けることになると思いますが、自己PR等は使いまわせても志望動機だけは毎回考えなければならない部分になりますよね。
当たり障りない志望動機であれば使いまわしが可能になりますが、それだと採用担当には響きません。よっぽど輝かしい実績とかがない限りアピール部分で他の志望者との差を出すのは難しいので、響く志望動機を作り上げて差を出していきましょう!

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